TED!パメラ・メイヤーの「嘘の見抜き方」正直者と嘘つきの違い
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みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです!
今回は、私のブログで恒例になってきた、笑TEDの動画を紹介したいと思います!(*^_^*)
ちなみに、以前紹介したTEDのおすすめ動画はこちらになります!
TED!植松努「思いは招く」心を動かされた20分感動のスピーチ!
TED!ヨハン・ハリに学ぶ「依存症」に対する間違いだらけの知識
TED!バリー・シュワルツの我々の仕事の考え方は間違っている!
今回、紹介するのは、パメラ・メイヤーさんという女性の「嘘の見抜き方」についての動画になります!
人間誰しも1回は嘘をついたことがあると思いますが、今回はそんな嘘について研究しているスペシャリストが、私達がつく嘘について紹介しています!
- TED!パメラ・メイヤーの「嘘の見抜き方」
- パメラ・メイヤーってどんな人?
- 「嘘の見抜き方」のまとめ!
TED!パメラ・メイヤーの「嘘の見抜き方」
ちなみに、この動画は18分50秒となっています。
人間がつく嘘の今まで知らなかったことや、嘘をつく人の特徴について理解することができると思います!
彼女の話す英語も、とても聞きやすい英語なので、英語を勉強中の方には「嘘」について学べるとともに、英語のリスニングの勉強もできるかと思います!
パメラ・メイヤーってどんな人?
今回TEDの動画で嘘についてスピーチをするパメラ・メイヤーという女性は、1986年にアメリカのハーバード・ビジネス・スクールの経営学修士を取得し、卒業したあと、映画関係などのメディア関係の仕事に就きました。
2006年、彼女はハーバード・ビジネススクール20周年の同窓会で、嘘を見抜く手法を紹介するセミナーに参加します。そこで深い感銘を受けて、
彼女はそこから3年もの年月をかけて、犯罪学、心理学、尋問手法などを学び、嘘を見抜く手法を生み出します。
彼女は、現在は公認不正検査士(CFE)として人事研修を行ったり、企業向けのコンサルティングをしています。
彼女は最初から、嘘についての専門家だったわけではなく、ハーバードの同窓会をきっかけに嘘について勉強し、その道のエキスパートになった方なんです。
「嘘の見抜き方」のまとめ!
これから、パメラメイヤーの嘘の見抜き方の動画を観る時間がない人のために、この動画をまとめたものを書いていきます!
もちろん、動画をみてほしいのですが、もし今時間がなくて・・・という方は先にこちらのまとめたものを見てくださっても大丈夫です!(*^_^*)
嘘についての第一の真実:嘘を付くことは協力的な行動
今日、私が話すのは、研究者たちが言う、「私達が嘘つきである理由」と、「どうしたら嘘を見抜ける人になることができるか」「なぜ、嘘を見抜くだけではなく、真実を追求して結果的に信頼を築けるようになるか」について話したいと思います。
嘘を見抜く人は、嘘を発見するために科学的な知識を持った人々です。
彼らは真実を得るためにそれを利用するのです。そして彼らは、軸となるある定義を受け入れることにより、それを始めます。
その提議とは、
「嘘を付くことは、協力的な行動」(Lying is a cooprative act)というものになります。
嘘そのものを口に出すことには、何の効力もありませんよね。
誰かがそれを信じて同意することではじめて、嘘は効力を発揮します。
嘘には有害な嘘と、有害でない嘘がある
すべての嘘が有害ということではありません。
時に、私達は嘘というもの位自ら率先して参加しています。
それは社会的権威のためだったり、秘密のままであるべき秘密を守るためだったりします。
しかし、有害な嘘、つまり私達が自ら率先して参加したものではない嘘もあるのです。そしてそういった嘘は私達に大きな影響をあたえます。
嘘をつかれたくないのであれば、自分の欲しいものを理解すること
嘘をつくということは、とても大きな問題です。
ヘンリーオバーランダーという詐欺師がいました。
彼は一度だけインタビューに答えたことがあるのですが、そこで彼は次のように言いました。
「私は1つのルールを持っています。」
ヘンリーのルールというのは、
「みんなあなたに何かをあたえてくれます。ほしがっているなにかのためなら、誰でもあなたに何かをあたえてくれます。」というものです。
これが最も重要な点となります。
もし嘘をつかれたくないのであれば、自分がほしいものを理解しなければいけません。
嘘についての第二の真実:私たちは嘘を否定しながらも、裏では嘘をついている
研究からわかっているのは、
人は1日で10回~200回の嘘をつかれている
知らない人同士が初めて出会った最初の10分間には、嘘が3倍になる
こういったデータを知ると、私達は半同士、どんなに普段から嘘を付くことが広く行き渡っているのか驚きます。
私達人間は本質的には嘘を付くこと、嘘には反対の意見をみせます。
ですがよく考えてみると、実際は事態はますます興味深くなります。
例えば、
同僚などの知っている人に嘘をつくよりも、知らない人に嘘を付くことのほうが多い。
外交的な人は、内向的な人より嘘を付くことが多い。
男性は他の人について嘘をつくよりも、8倍多く自分についての嘘をつく。
女性は人を守るために多くの嘘をつく。
平均的な夫婦は、嘘をつく回数の10回に1回は夫や妻に向けられたもの。そして結婚していないカップルは、それが3回に1回という数字になる。
こういった嘘をつくという真実に対し、私達は相反する感情を持っているものの、日常生活ではこういった嘘をついているのです。
その嘘が理由として良いときもありますし、ただ単に自分たちの生活にあるギャップを理解できないため嘘をつくといったときもあります。
これが嘘にたいしての第二の真実で、
私達は嘘を否定しながらも、裏では嘘をついているのです。(We are against lying.. and covertly for it.)
嘘には反対と言っているのですが、私達人間の社会が何世紀も容認してきたように、私達はこっそりと密かに嘘に賛成しているのです。
嘘をつくことは、呼吸をするのと同じくらい古いものであり、それは私達の文化の一部、歴史の一部なんです。
私達は生まれて早くから嘘をついている
この嘘というものは、本当に早い時期からなされているものです。
赤ん坊は嘘泣きをして、一度止まるものの、誰かがこっちに来るのを確認したらまた泣き始めます。
1歳になると、隠すことを覚え、2歳になると人をだますようになり、5歳になると完全に嘘をつくようになり、人をおだてて操るようになります。
9歳になると裏工作ができるようになり、
大学に行く頃になったら、母親と話すときに5回に1回は嘘をつくようになるんです。
社会にでる頃には、いたるところにスパムが広がり、ネットでの偽物の友人、や巧妙ななりすまし、嘘にまみれた世界に足を踏み入れることになります。
言葉遣いに現れる「嘘」
私達は一体、こういった嘘をどうやって見抜けばいいのでしょうか?
実は嘘を見抜くために、私達ができるステップがいくつかあります!
実は嘘を見抜くということを練習して訓練していれば、90%の人は真実を見つけることができます。
訓練をしていない人は、54%だけしか真実を見抜くことができません。
どうしてそんなに簡単なのか?
上手い嘘つきと、下手な嘘つきがいるからなんです。
独創的な嘘つきなんていないんですね。
私達は皆同じ間違いをおかして、同じテクニックを使うんです。
嘘つきの例を見せるために、今からお見せしますね。
(ビル・クリントン元大統領のスピーチが流れる)
隠し通せない兆候がありました。
まず、否定形の部分が省略されていませんでした。
I did not have sexual relations with that woman…. Miss Lewinsky.
(didn’tが省略されず。did notと言っていた)
まず第一に、人は否定することに過剰になっていればなるほど、日常の言葉遣いではなく堅苦しい言葉遣いになるという研究があるんです。
そして距離を取りたい場合、「that woman」あの女性という言葉などを使って、無意識に自分とその対象者との距離を作りがちになります。
もし、クリントンが
「えっと、本当のことを言うと」やリチャード・ニクソン大統領がよく使用していた「率直に言って」といった限定の言葉遣いを使っていたら、嘘つきを見抜く人にとっては、嘘をついている決定的な証拠になっていたでしょう。
そういった限定の言葉遣いも、その人の信用を落とすんです。
ボディランゲージによってあらわれる嘘
フロイトが理解していた、「指先にあらわれる嘘」
フロイトはそれを正しく理解していました。
フロイトは言葉以上にも重要なものがあると言いました。
「人間は秘密を守ることができない。なぜなら口で言わなくても、指先が何かを語るからだ。」と。
ドミニク・ストロス=カーンが、オバマ大統領と一緒の時の写真をお見せしますね。
(ドミニク・ストロス=カーンとオバマ大統領、オバマ大統領の夫人が写っており、夫人に向かってきそうなドミニク・
ストロス=カーンをオバマ大統領が手でふさいでいるような様子。)
嘘つきの「目尻のしわ」からわかる嘘
嘘つきは嘘をついているとき、上半身が固まることでも知られています。
また、嘘つきは目を見て話さないと思われている方もいるかもしれませんが、逆に嘘つきはその思い込みを埋め合わせるために、話している時に目を見すぎるのです。
笑顔などは、正直さや誠実さを表すものと思っていますが、嘘を見抜く訓練をしている人は、1マイル先からでも偽物の笑顔というものを見つけることができます。
私達は作り笑顔をすることはできますが、本当の笑顔で重要なところは目であり、目尻のしわになります。
それは意識的に動かすことはできないので、
口だけ笑っていて目尻のしわができていなかったらそれは偽物の笑顔ということになります。
正直な人と嘘をつく人にみられるボディランゲージの違い
みなさんは言葉と行動の違いに気づくことができるでしょうか?
あなたが嘘を疑っている誰かと会話をしているときに、態度というものは最も見落とされがちになりながらも、最も重要なサインとなってきます。
正直な人は、協力的で、熱心です。
あなたを真実に導こうと助けてくれて容疑者の名前を挙げたり、詳細を提供することに尻込みしません。
正直な人に、チェックを偽造した人はどうなるべきか尋ねてみれば、寛大な精細よりもより厳しい制裁を求める人のほうがはるかに多くなります。
それに対し、嘘つきの人は内にこもり、下を見て声を低くして所々で話すことを止め、ぎくしゃくしたぎこちない動きをします。
嘘つきな人に話をするように言えば、関係のない詳細を多く入れて話をしてくるんです。
そして起こった順番に正確に話しをしようとします。
ですが、嘘を見抜く訓練を積んだ尋問者は時間を書けて巧妙に、起こった順番とは逆に話をするようにいいます。
そして、嘘つきが落ち着かない様子を見て、どの質問が最大限に嘘のサインをだすのか考えて見極めます。
嘘つきが隠しきれない、あるジェスチャー
私達は嘘を付く時に、言葉をリハーサルはしますが、ジェスチャーをリハーサルすることはほぼありません。
例えば、Yesと言いながらも、Noというジェスチャーをしてしまったり、
説得力のある話をしながら、肩をすくめたりします。
ひどい犯罪をおかしながらも、逃げ切れたことに喜んで笑顔になります。そういった笑
顔は「散まん者の喜び」Duping Delightとして知られています。
これから見るビデオにうつる嘘つきの人は、大統領候補者であったジョン・エドワードです。
彼は婚外子をもうけたことで、アメリカを脅かせた人です。
これから見る映像は、彼が実父確定検査を受けることについて話しています。
(映像の中で、Yesと言いながらも首を振っていたり、肩をすくめていたりする。)
すぐに見抜ける表情、それは侮蔑の表情
一晩で簡単に表情の専門家になることはできないのですが、すぐに覚えられることをひとつ教えます。
それは侮蔑の表情です。
それは、片方の口の端が上に上がり、中に入り込んでいます。この侮蔑の評定は唯一の左右非対称の表情になります。
嘘を見抜く時に気をつけること
科学はたくさんの嘘にサインを発見してきました。
例をあげると、
嘘つきがまばたきの回数を変えたり、足を出口の方向に向けたり・・・。
また、嘘つきは自分とインタビュアーの間に障害物を置いたり声のトーンを変えて、低いトーンで話したり。
ここで私達が嘘を見抜くために気をつけねばならないことがあります。
それは、これらの行動はただの行動であり、嘘の証拠ではありません。
警告の赤旗なんです。私達は人間で一日中いろんなところで嘘が疑われるようなジェスチャーをしたりしています。それ自体は何も意味しませんが、積み重なっていくとそれがサインになります。
嘘を見抜くためには、よく観察して聞いて調べて、答えるのが難しい質問をしてみることです。
尊厳を忘れないで、話している相手を信頼している相手のように扱うことです。テレビドラマのキャラクターのように殴って従わせるといようにはしないで、攻撃的にはならないでください。それではうまくいかないからです。
嘘つきが見せる「散まん者の喜び」
これから2ほんのビデオをお見せします。
2人の母親が出てくるのですが、1人は嘘つきで、1人は真実を話しています。
1人めの母親ダイアン・ダウンズは、自分の子供達を近距離から撃ち、彼らを車に乗せ、彼女の子どもたちが血を流す中、病院まで運んだ容疑者です。
そして、髪の薄い見知らぬ男の犯行だと主張しました。
(彼女のビデオがうつしだされる。冷静に淡々と話しをし、最後には不敵な笑みを浮かべる。(散まん者の喜び))
2人目の母親エリン・ラニオンは裁判で娘を拷問して殺害した犯人に対峙しているところです。
(嘘の感情はなく、激しくて苦しい表情を表す本物の感情があらわされている)
私達がこれから気をつけて覚えていかなければならないこと
テクノロジーは進化していて嘘を見抜く視線追跡装置や赤外線脳スキャン、MRIというものがあります。これらのテクノロジーは嘘の万能薬として売られることになりますが、大変役に立ちますが、
同時に私達は考えなければいけないこともあります。
私達は会議の時にどちらを置いておきたいのでしょうか?真実を見抜く訓練をした人?それとも180キロの脳電図を引きずってくる人?
私達は今日、ほとんど暗闇を持っておらず、私達の世界は24時間照らされて、ブログやSNSなどですべてを表に出しています。
私達の挑戦というのは、シェアしすぎるということは、正直とは違うということを覚えておくことです。
熱狂的なツイートやメールは、真実に対して、私達を盲目にさせます。
その真実というのは、人間の良識の繊細さ、性格の品位こそが重要であり、これからもそれは重要であり続けるということなんです。
自分の道徳規範をもう少し明白にするといったことは当然のことです。
もう少しだけ道徳規範を明白にするようにしてみてください。
私達は、「私の世界、あなたの世界、それらは正直なものにしよう。私の世界は真実が力を持って、嘘などは気づかれてしまい、隅に追いやられてしまう世界になる」ということができるから。
それをしたときに、私達の周りは少しずつ動き始めます。
それこそが真実なのです。
感想: 世の中にだまされないために私達がすべきこと
今回のパメラメイヤーさんのTEDは何回か観ているのですが、毎回なるほどと思わされる点があります。
私達は嘘が悪いと思っていても日常生活の中では嘘をついていること
また、嘘つきがどんな言葉やボディランゲージを使っているのか詳しく理解することができました。
個人的に思うことは、全ての嘘が悪いとは思いません。
英語のフレーズでwhite lieといった言葉があるように、罪のないうそ、相手を傷つけないためにつく嘘もあるからなんですね。
そんな嘘以外の、自分を守るための嘘や相手をだめにしてしまう嘘はなくなってほしいと本当に思います。
世の中、嘘をついて人を騙す人ってたくさんいますよね?
人をマインドコントロールしてお金儲けしたり、
ネットで言えば、高額な情報商材を買わせてきたりマルチまがいの商売を押しかけてきたり。^^;
そんな人達にだまされないためにも、何が嘘で何が本当なのか見極める術も必要だなと思います。
また、自分に嘘をつかないことはもちろん、相手が自分にたいして嘘を言っているのかを判断するための嘘の見分け方などは、習得しても後悔はしないと思います。
今回のスピーチで言えば、笑顔でも目尻のシワを見てそれがなければ作り笑いだったり、侮蔑の表情は口元のどっちかが引き上がってたりといった表情の見分け方だったり、嘘をつくひとが取りやすいボディランゲージを覚えておくのは自分のためにもなりますし、ビジネスなどでも使えるのかなとも思います!(*^_^*)
また、今の時代は多くの人が情報をSNSやブログなどで発信できる時代ですが、
「全ての情報が本当」とも限らないということも頭に入れておかねばなとも思います。
最近はフェイクニュースなど流行ってもいますが、全てを鵜呑みにするのではなく、何が真実で何が嘘なのかを冷静に見極める力も今の時代には必要なことと思います。
皆さんはこの動画をみてどう感じましたか?
この動画を見て、少しでもためになるものがあればと思います!
もしよかったら感想も聞かせていただければ嬉しいです!(*^_^*)
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